貧乏男の海外ひとり旅2

男の一人旅、英語力なし、基本的に個人手配。

帰国の日。

朝イチ出国じゃないので、ホテルに荷物を預けて、昼過ぎまでローマを適当に歩いて過ごす。

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5年前に入った事のある、サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂

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スカラ・サンタ

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キリストが磔にされる時に登ったとされる階段で、エルサレムから持ってきたとかなんとか。

真偽の程は怪しいけど、どうあれキリスト教徒には重要な場所のようで、跪いて階段を登るらしい。

らしい、というのは、混んでいた上にチラ見した程度だったので。




コロッセオ方面に向かって歩くと、サン・クレメンテ・アル・ラテラーノ聖堂を発見。

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撮影禁止でした。

良かったと思うけど、撮影とその日のうちに紙に記す事で記憶に刻みつけるので、両方出来なかったココは、うす~くしか覚えていない・・・。

サン・クレメンテ・アル・ラテラーノ聖堂からコロッセオまでの道で、また撮影が。

機材の大掛かりさといい、昨夜と同じ人達かも。映画かな?

コロッセオに到着。

昨夜、夜景を楽しんだので、昼の姿も見ておく。

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道路を越えて、階段を登って、少し高いところから撮影。

ここも5年前に入ったから中には入らず。




最終日の、数時間後にはローマを飛び立つという時に、この旅の初日に来て入れなかった場所に再挑戦!

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今度は入れました。サンタ・プラッセーデ聖堂です。(教会?)

ここは、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂とセットで訪れる事をオススメします。

5年前に来た時はサンタ・プラッセーデの存在すら知らなかったので、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂だけ行きましたが、

そこから徒歩数分だし、面倒なセキュリティチェックも行列もないので、快適。

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まぁ、こんな地味な外観なんで、ヘタしたら前を素通りしかねないけど。

でも、内部はモザイク画と良い天井で、なかなかの見応えでした。

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良い天井。

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良い天井。

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暗いからライトアップが映える。

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良い天井。

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この左側の機械にご注目。

どうも1ユーロを入れるみたいですが、特にこの奥に続く空間への入場料的なものではなさそうなので、この時はよくあるドネーションのヤツかと思って気にしていませんでした。

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で、その奥の空間がこのように、金色のモザイクでとても綺麗。

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おぉ、こりゃいいや!って、見入っては撮り、撮っては見入った。

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他の観光名所なら、このレベルのものはもっと混雑するぞ!自分の他に2人しかいないなんて最高だ!って嬉しくなっていたら、突然照明が消えて、暗くなった。

そこでハッと気がついた。

あの1ユーロの機械だ。

おそらく、前のお二人さんが1ユーロ払ってライトアップしていたタイミングだったっぽい・・・。

知らなかったとは言え、結果的に便乗したセコいヤツになってしまった。

なんなら「こいつらいなかったら独り占めだったのに」とか、ちょっと思っていたくらい。恥ずかしいなぁ・・・。

でも満足。

もしモザイク目的でラヴェンナに行きたくても行けなかったら、ここを代わりにしてもいいんじゃないかと思う。




サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂近くの聖具店「Casa del Rosario」で、ばらまき用のお土産を。

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いくつか適当に買って、4.2ユーロ。

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バラで一つ一つ買っても50セントとか、10個入りで2ユーロくらいなので、自分用と配る用に気軽に買える。

帰国後しばらくしてから発掘されて、結局未だにばらまいていないけど、これはとりあえず買っておけばいつでもばらまけるというモノだから。

こういう物を「あ、じゃこれ1個いる?」って人にあげると、「別に高いものじゃないから、なくしても大丈夫。まだあるんで」って言っても、まさか50円前後だとは思わないし、

信心深い人はなくすどころか、割と長く使ってくれるから、面白い。

それもそのはずで、「国内の寺社仏閣ほど気軽に行けないローマのお守りみたいなモノ」と捉えて、そこに価値を見出してくれる人に対してのコストパフォーマンスはすごいものがある。

逆に「なにこれ、ふーん」って捨てられたり紛失されたとしても、別にどうってことない。(キリスト教徒に、差し出してもいない頬をぶん殴られそうな話だ)




お手頃価格で評判の良いリストランテ「SANTI」がすぐ近くなので、お昼はそこで済ませる事にした。

10ユーロのセットを注文。
(すっきりした白ワイン、パン、パスタ、他)

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カルボナーラ。クリームもっちゃりではなくて、卵黄と黒胡椒のシンプルなヤツ。美味しかった。

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あとは本当におまけ程度に薄い肉とイモ。

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デザート。ムースっていうの?美味しかった。

10ユーロなら良心的じゃないでしょうか。ありがとう、サンティ。




初ローマの時に入れなかったカラカラ浴場、行こうか迷ったけど、雨降りなので今回もパス。

これにて2週間のイタリア旅は終了。

空港への移動は、バスを調べていなかったから、普通のレッジョナーレで。

メトロの1日券がまだ有効なので、一旦ティブルティーナ駅まで移動。

そこからセカンドクラッセでフィウミチーノ空港まで8ユーロ。テルミニ駅からじゃないけど、レオナルド・エクスプレスより5ユーロも安い。

帰りの飛行機では、パキスタン人の「マジ」という男が隣で、なかなか話好きのようでフレンドリーに接してきた。

ビッグバン・セオリーのラージみたい。

パキスタンから留学してそのままイタリアで働いているとかなんとか、そんな事を話していたと思う。

こっちはカタコトもいいとこなのに、それでもコミュニケーションをとろうとしてくる積極性には頭が下がる。

そう言えば、こういう時にはこっちが日本人だとわかると必ずと言っていいほど「日本は良い国だ」と褒められる。

社交辞令なのかもしれないし、本当にそう思ってくれているのかもしれない。

そう言われる度に、誇らしいというか恵まれているというか、日本で生まれ育った事が既にラッキーなんだと思い知らされる。

でも、そんなラッキーでろくに外国語を使えない日本人に話しかけているパキスタン人のマジは、よく考えてみたら、英語とイタリア語と母国語で最低でもトリリンガル。

こんな人がヨーロッパには普通にいるのがスゴイじゃないか。

僕なんか、今まで旅した国のアリガトウとコンニチハくらいしか覚えていないのに、たまに間違ってドイツ語が出る事もあった。ひどいもんだ。

多言語使える人は、よく混乱しないなぁ。




ドーハのハマド国際空港に着く前に、機内で白人男性が息をしなくなる騒ぎがあったり、(ギリギリセーフ)

ドーハからソウルのインチョンまでは隣がやたらと巨体で窮屈だったり、

評判が良くて楽しみにしていたインチョン空港でちょっと道に迷って楽しむ時間がとれなかったりしたけど、

最後の最後、まさかの国内で苦戦。

電車の人身事故のせいでバスが満席、自宅から数km離れたところまでの違う便しか乗れず、1時間歩いて帰宅した時には、日付が変わっていた・・・。

この旅で一番難しかったのが、家に帰る事だったっていう。

おしまい。




最後に、同じ国に2度行く意義がどれくらいあるのかと、1回目のイタリア旅と今回で行った所をリストにまとめてみようかな。

合わせて4週間近くになるけど、意外と少ないリストになったりして。








 

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