ボローニャのホテルをチェックアウト。
と言っても、カギを机に置いてそのまま去るだけ。
過去最高にスタイリッシュで不安なチェックアウトでした。
この日は電車でボローニャ~フェッラーラ~パドヴァ。
フェッラーラで半日観光、パドヴァで宿泊という予定。
また小さいチケットが出てきたらどうしようかと思っていたフェッラーラ行き8:42発の電車は、普通の大きいチケットが発券された。
この時は「もしかして大きな駅で発券すると大きいチケットなのか?」と思ったけど、たまたまだった。法則は知りませんが、小型のチケットも発券されます。
とにかく、大きいチケットなので難なく刻印でき、
電車は50分ほどでフェッラーラに到着。
※ちなみに、ボローニャの駅は目に付くところに1~7番ホームまでありますが、
このフェッラーラ行きは地下通路を通って違うところにある7番ホームからの発車でした。
危うく電車のやってこない方の7番ホームで待ちぼうけするところだった。紛らわしい・・・。
(ラヴェンナ行きも地下通路を通りました。)
今のところ、ローマ、ボローニャ、フェッラーラは従来の黄色の刻印機じゃなく、この新型が設置されていました。
(以前書いたように、上の方が普通サイズの刻印用で、下の小さい方が・・・よくわからない)
フェッラーラは、ボローニャとパドヴァの間に位置するので、途中に寄るのにとても良い街。
そうでなくても世界遺産の街だから、普通に訪れる価値あり(ルネサンス期の市街とポー川デルタ地帯)
駅から歩いてエステンセ城へ。
市民の暴動に備えて(だったかな?)お堀まであり、城と外を結ぶのは橋という堅固さ。
10ユーロでMyFE(フェッラーラカード)を購入。半日滞在だけど、2日券しかない。
エステンセ城
スキファノイア宮殿
マルフィーザ館
カテドラーレ美術館
リソルジメント・レジスタンス博物館
自然史博物館
・・・と、カードには記載されていましたが、エステンセ城だけで8ユーロかかるので、よく知らないで買いました。
エステンセ城では、1ユーロ硬貨返却式のコインロッカーに荷物を預けられるので便利。
ボクが訪れた時は、来城者に対してコインロッカーの利用者が少なめでした。
身軽になって、早速エステンセ城に突入。
この丸い石、砲弾か・・・。模して作られたのか、実際に使っていたのかは知らないけど、大きいなぁ~。
この手の書物は教会でたまに見るけど、随分と保存状態が良い!
エステンセ城は、フェッラーラを統治していたエステ家の居城。
クリストフォロ・ディ・メッシスブーゴという天才料理人がいたそうで、その人のキッチンがありました。
・・・キッチンは見てもイマイチわかんないや。
それより、この城は地下が熱い。
地下にある牢獄には悲劇の歴史があり、それを知って行くと不気味で面白いんです。
一つは「ウーゴとパリジーナの悲劇」
ニコロ3世の長男ウーゴと、ニコロ3世の2番目の妻パリシーナ・マラテスタ(つまりウーゴの義母)が恋に落ち、
それがバレた二人は地下牢にぶちこまれて、最終的には斬首となったお話。
二人とも20歳くらいだったという。
ウーゴは長男と言っても不倫しまくりのニコロ3世の愛人の子だったみたいで、人間関係が複雑すぎ・・・。
もう一つは、アルフォンソ1世が実弟フェランテと異母弟ジューリオを陰謀がどうのこうので捕らえてぶちこんだお話。
それぞれ独房にぶちこまれ、フェランテは34年後に死に、ジューリオは53年後に・・・なんと解放されたそうです。
81歳になって「赦す!」って放り出されても、まともな余生は過ごせませんな・・・。
ジューリオって書いてありますね。
入り口は別に広くてもいいかと思うんだけど。すごく狭い
わぁ・・・なんか描いてある。
この窪みはなんだ?
もう一部屋。
せっま!これ通路じゃないですよ。
奥の方に薄っすら見える台みたいな物はなんじゃと近づくと・・・
うーん・・・トイレ?
なんと小さくて頼りない採光・・・柵の意味あるの?
さらにもう一部屋行ってみる。
パネルを見逃したのか、ジューリオ以外は誰がどこの牢かよくわからなかったけど・・・どれでも辛いってことだけは分かった。
この城の何が不気味かって、それは地下牢そのものよりも、地下牢とその上階との対比にあると思います。
ウーゴとパリシーナの1400年代はわかりませんが、フェランテとジューリオの1500年代には、
上階で天才料理人が腕によりをかけて美味しい料理を作って、その豪華フルコースで貴族の皆様が華やか~に宴をしている時、
その地下には城主の血縁者が二人、独房にいた・・・。
エステ家 ニコロ3世 アルフォンソ1世 この辺のwikiを見たら家系図も合わせて把握しやすいです。
一つ疑問に思うのは、牢獄とお偉いさんの住居が至近というその発想。
確かヴェネチアのドゥカーレ宮殿もすぐそばに牢獄があるし、離したほうが安全じゃないのかなぁ??
陰鬱な牢屋空間を抜け出して、テラスを発見。開放感を求めて進んでみる。
開放感、あまりなかった。この柑橘系の木が邪魔。
木を避けて、城下の眺めを確認・・・それほどでも無い。
つづく。
と言っても、カギを机に置いてそのまま去るだけ。
過去最高にスタイリッシュで不安なチェックアウトでした。
この日は電車でボローニャ~フェッラーラ~パドヴァ。
フェッラーラで半日観光、パドヴァで宿泊という予定。
また小さいチケットが出てきたらどうしようかと思っていたフェッラーラ行き8:42発の電車は、普通の大きいチケットが発券された。
この時は「もしかして大きな駅で発券すると大きいチケットなのか?」と思ったけど、たまたまだった。法則は知りませんが、小型のチケットも発券されます。
とにかく、大きいチケットなので難なく刻印でき、
電車は50分ほどでフェッラーラに到着。
※ちなみに、ボローニャの駅は目に付くところに1~7番ホームまでありますが、
このフェッラーラ行きは地下通路を通って違うところにある7番ホームからの発車でした。
危うく電車のやってこない方の7番ホームで待ちぼうけするところだった。紛らわしい・・・。
(ラヴェンナ行きも地下通路を通りました。)
今のところ、ローマ、ボローニャ、フェッラーラは従来の黄色の刻印機じゃなく、この新型が設置されていました。
(以前書いたように、上の方が普通サイズの刻印用で、下の小さい方が・・・よくわからない)
フェッラーラは、ボローニャとパドヴァの間に位置するので、途中に寄るのにとても良い街。
そうでなくても世界遺産の街だから、普通に訪れる価値あり(ルネサンス期の市街とポー川デルタ地帯)
駅から歩いてエステンセ城へ。
市民の暴動に備えて(だったかな?)お堀まであり、城と外を結ぶのは橋という堅固さ。
10ユーロでMyFE(フェッラーラカード)を購入。半日滞在だけど、2日券しかない。
エステンセ城
スキファノイア宮殿
マルフィーザ館
カテドラーレ美術館
リソルジメント・レジスタンス博物館
自然史博物館
・・・と、カードには記載されていましたが、エステンセ城だけで8ユーロかかるので、よく知らないで買いました。
エステンセ城では、1ユーロ硬貨返却式のコインロッカーに荷物を預けられるので便利。
ボクが訪れた時は、来城者に対してコインロッカーの利用者が少なめでした。
身軽になって、早速エステンセ城に突入。
この丸い石、砲弾か・・・。模して作られたのか、実際に使っていたのかは知らないけど、大きいなぁ~。
この手の書物は教会でたまに見るけど、随分と保存状態が良い!
エステンセ城は、フェッラーラを統治していたエステ家の居城。
クリストフォロ・ディ・メッシスブーゴという天才料理人がいたそうで、その人のキッチンがありました。
・・・キッチンは見てもイマイチわかんないや。
それより、この城は地下が熱い。
地下にある牢獄には悲劇の歴史があり、それを知って行くと不気味で面白いんです。
一つは「ウーゴとパリジーナの悲劇」
ニコロ3世の長男ウーゴと、ニコロ3世の2番目の妻パリシーナ・マラテスタ(つまりウーゴの義母)が恋に落ち、
それがバレた二人は地下牢にぶちこまれて、最終的には斬首となったお話。
二人とも20歳くらいだったという。
ウーゴは長男と言っても不倫しまくりのニコロ3世の愛人の子だったみたいで、人間関係が複雑すぎ・・・。
もう一つは、アルフォンソ1世が実弟フェランテと異母弟ジューリオを陰謀がどうのこうので捕らえてぶちこんだお話。
それぞれ独房にぶちこまれ、フェランテは34年後に死に、ジューリオは53年後に・・・なんと解放されたそうです。
81歳になって「赦す!」って放り出されても、まともな余生は過ごせませんな・・・。
ジューリオって書いてありますね。
入り口は別に広くてもいいかと思うんだけど。すごく狭い
わぁ・・・なんか描いてある。
この窪みはなんだ?
もう一部屋。
せっま!これ通路じゃないですよ。
奥の方に薄っすら見える台みたいな物はなんじゃと近づくと・・・
うーん・・・トイレ?
なんと小さくて頼りない採光・・・柵の意味あるの?
さらにもう一部屋行ってみる。
パネルを見逃したのか、ジューリオ以外は誰がどこの牢かよくわからなかったけど・・・どれでも辛いってことだけは分かった。
この城の何が不気味かって、それは地下牢そのものよりも、地下牢とその上階との対比にあると思います。
ウーゴとパリシーナの1400年代はわかりませんが、フェランテとジューリオの1500年代には、
上階で天才料理人が腕によりをかけて美味しい料理を作って、その豪華フルコースで貴族の皆様が華やか~に宴をしている時、
その地下には城主の血縁者が二人、独房にいた・・・。
エステ家 ニコロ3世 アルフォンソ1世 この辺のwikiを見たら家系図も合わせて把握しやすいです。
一つ疑問に思うのは、牢獄とお偉いさんの住居が至近というその発想。
確かヴェネチアのドゥカーレ宮殿もすぐそばに牢獄があるし、離したほうが安全じゃないのかなぁ??
陰鬱な牢屋空間を抜け出して、テラスを発見。開放感を求めて進んでみる。
開放感、あまりなかった。この柑橘系の木が邪魔。
木を避けて、城下の眺めを確認・・・それほどでも無い。
つづく。
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